マッチング × AI = ? 

マッチング × AI = ? 
2017年10月27日 mfb

2017/10/27
株式会社エス・エム・エス・データテック
事業開発室 広報

バズっている「AI」と「マッチング」

ビジネスキーワードとして「AI」はもちろんのこと、「マッチング」も今、流行の波に乗っていることをご存知でしょうか。
そもそもビジネスとしてのマッチングとは「何かと何かをつなぐ仕事」です。例えば、

  • 漁業、農業などの第一次産業は自然と人間をマッチング
  • 製造業、建設業などの第二次産業は資源と人間が求める機能をマッチング
  • サービス業などの第三次産業では人と人とをマッチング

していると解釈できます。ではなぜビジネスの現場で熱くなっているのか、事例をもとに紹介しましょう。

 

1. 元祖マッチング「人と人の出会い」

1つ目の事例として、ビジネスマッチングアプリyentaをご紹介します。

こちらのアプリは株式会社アトラエ(https://atrae.co.jp/)が提供する完全審査制のAIビジネスマッチングアプリです。

完全審査制で、既に登録済みのユーザーとの相性をAIが判定し、審査をおこなっています。
登録が完了すると、毎日、昼の12時にAIがおすすめする10人のプロフィールが届きます。そのプロフィールから興味あるかないかを振り分け、お互いに興味あるとするとビジネスパーソン同士がマッチングし、メッセージのやりとりが可能になります。また、このAIはユーザーの興味のある相手とない相手を学習します。ユーザーに「何が正解で、何が不正解か」を表す教師データを作成してもらい、エンジンを再学習させることにより、アプリを使うほどおすすめされる相手がよりユーザーの興味のある相手になっていき、マッチングしやすくなっていきます。

 

2. 無駄な時間を削減できるマッチング

 

こちらは株式会社ディー・エヌ・エー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:守安 功、以下DeNA)ga2017年9月12日~11月1日まで横浜市の一部で実用実験を行ったタクシーの配車アプリです。タクシーの巡回(流し)時間はランダム性によるところが多く、どうしても無駄が発生してしまう業界でした。配車アプリがあれば、タクシーと人を1-1でマッチングすることが出来ます。

タクベルの機能

・使用者は場所を指定してタクシーを配車できる
・配車依頼を出すと配車されるまでの時間が分かる
・配車されるタクシーの外観、ナンバーが事前に分かる
・行き先を配車依頼時に指定することで、タクシー乗車時に伝える必要がない
・アプリ内でクレジットカードを登録しておくと自動精算される

このサービスには、タクシーの配車をするだけでなく、需要予測システムと呼ばれるものがあるようです。これがこのサービスのAI機能に当たる部分です。これは、運行中のタクシーやアプリ内の情報から乗り降りの場所、日時、性別、年齢、移動距離など様々なデータを解析しタクシーの運行状況を最適化し、配車依頼を出すことなくすぐに、乗客とタクシー車両のマッチングしやすくしているようです。

 

3. 海外では既にヘルスケアの現場に

3つ目の事例として、治験マッチングサービスMendel.Aiをご紹介いたします。

 

こちらは、アメリカのサンフランシスコのMendel..ai(https://www.mendel.ai/learn-more)が提供しています。この治験サービスはガン患者と最先端の治療法をマッチングします。

使い方はまず、ガン患者の診療記録や疾患を患者自身か医師がサービスにアップロードします。その後、患者との適合度の高い最先端の治療法を臨床試験として受けることが出来ます。患者に対しての適合度の高い治療法を探す過程でAIが用いられており、AIがこちらの(https://www.clinicaltrials.gov/)医療文書を自然言語処理により内容を理解して患者の診療記録と比較します。
これにより、今まで、患者に有用かもしれない治験が数百と見つかっていた中から、患者と最適な治験をマッチングが可能となりました。

 

AIを利用したマッチングビジネスの今後

AIができることは言うまでもなく識別・予測・実行の3つに分けられるでしょう。現在のAIは、識別や予測は一定以上のレベルを示しているように見受けられますが、実行するとなると精度が低い分野が多いのが現状のように感じられますね。実行の精度が上がってくると、現在、AIが扱われている分野以外でも扱われていくのではないでしょうか。
これから先、他にもAIを利用したマッチングが様々な産業で登場し、普段の業務や私生活もより便利な世の中になるといいですね。